録音について

 

僕は物心ついた時から音楽が好きで、例えばそれは幼稚園の時ラジオで聴いたウルフルズスチャダラパーからはじまっていた。

それからWeezer、NEWORDER、Klaus Dinger、工藤冬里の順でハマって、その周辺の音楽を聴きまくってきた。

18で京都に来てからはdOPPO、The Only Ones、K records、ATARI TEENAGE RIOTそして同年代のバンドのLiveに影響を受けてきた。

22で大学を辞めてからはTyler the creator、frank OCEANなどodd futureにの音楽に出会った。この流れを眺めているだけで自分の性格の変遷が分かるようだ。

僕も彼らと同じようにバンドを続けており、今やってる賢いユリシーズというバンドはメンバーの幾度もの変遷を経て11年目に突入した。Liveとバイトの日常を繰り返しているうちに僕も29歳になっていた。

残せた音源はいくつかあるけれどアルバムとしてフィジカルを作ったのは2015年にリリースした「腰を下ろしてとどめの一服を」という1枚のアルバムのみ。録音に挑戦しようとし続けてきたけれど、Liveをするたびにバンドの音楽や自分の気持ちは変わり続けてなかなか録音に手をつけられなかった。

このコロナ禍において、Liveができない状況は僕たちに録音を始めさせた。アルバムを目指して録音を続けている。

何のための録音物なのか、

僕はコーヒーを焙煎している。日常にいつもあるものそれが僕にとっては音楽とコーヒーだから、それくらいしかお勧めしたり、提供できるものが無いのだ。

どうも不器用でトレンドに合わせたり、クラシックを意識したりする事は出来ない。抵抗があり、必要にもかかわらず未だにバンドでアー写を撮った事もない。使うのはライブの時友達が撮ってくれた写真などだ。

本当は自分自身の軌跡など残したりしたくないのだろうと気づいてはいる。

だけど、音楽は薬だと思うし、誰かに届けたい気持ちは強くなっていく。デジタルアナログへのこだわりも無くなってきた。やっと自由になったような気もしてる。鬱で仕事がなかなか出来なくなり困窮もしているが、コヒと音楽の稼ぎでいつかは暮らしていきたいとまで思うようになってきた。

もうすぐ新しいthinkpadが届く。今はmidiを10トラック使うだけでフリーズしててもドロップアウトが起きてしまう。今日から30トラックは使えるようになるんじゃないかな。また録音して、歌を書いて、ギターを弾いたりぶっ倒れたりしながら、僕らの活動を見守ってください。

メンバーたちの事はプライベートなのであまり書きませんがみんなファミリーです。心のシェアハウスのような。

 

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