末素君からの手紙

彼の手紙の22ページにある分析がなぜ大事かという箇所が素晴らしいと思ったので、ここにも載せておきます。

 


「分析がなぜ大事かといえば、目の前にある問題の深さ、困難さを知れるから大事なのであって、分析とか研究とかは悟性に向かうためのものではないでしょう。無限の濃度を知る事が学であって、しかし人間の命は有限なので時々無限を断ち切って行動しなければならない。その切り口にセンス(意味)があれば芸になり、つまるところ無限と有限の両方に立ち向かう覚悟が学芸なのだとおもいます。」