自分へ

一人で居る。ひとりで、素面で歩いている。
味わってみる。よく見れば傷だらけの自分自身を、気がつけば忘れようとしている痛みを、よく味わってみる。
料理だって、音楽だって、じっくり味わうことを知って面白くなった。人生もそうであるかもしれないと思って、振り返りざまに死ぬ練習。
ぼくのこと、面白がって遊んでくれる連中は、主観的な自己評価が高いだろう。でも僕よりは高くないかもしれない。客観的自己評価がその高さについて来なければ面倒くさいやつなので、認められたい秀才も、自由にやりたい天才も、近くにはいてほしくない気がする。
かつては人しかいなかった世界に迷い込んだこともあった僕であったが、今いる世界はかなり複雑。面白いけれど、前に進むことしかできないので疲れている。疲れ、果てている。
閑話休題、いつでも忘れちゃいけないのは、君の保護者は君しかいないし、ひとりでいる時にしか出会えない静寂の中に現れる君にとっての唯一の鏡は、海面の揺らぎよりも振動が速い。一瞬で遠くまで意識が飛ぶということ。みんな安易にこれをのぞいてるウォーキング趣味の人もいるし、決して向き合えない弱い振動の人もいる。どっちも良くない。この現実が君のステージだし、シンクロニシティが起こることでしか確認できないけれど、君の意識も時間もは死者とほとんど変わらないので、安心しろ。友達関係とは、
風の音をいろんな場所で聞くようなものだ。

時間と空間は波の重なりの力を、五感で感じ取ったイメージなので、五体満足なだけでスピってる。そのことに、気がつきづらいけれど。

空間は君が動くためにあり、時間はタイミングを掴むためにあるのだ。

グルーヴとは重力のこと。音楽は空間を生み出す。

欠陥とは