梅湯
梅湯でバイトしてた頃はまだ20歳くらいだった。番台でずっとビール飲んで喫煙してた。いろんなことを常連の人に怒られたりしたけど、そのことは一度も言われなかった。自販機みたいな仕事のようで、いろんな人と話したな。無理やり話せさせられる。おい、話せ。と言わんばかりに。基本的にお友達ロボットだから仕方ないように終わってた。ご褒美は店閉めてから一人風呂を満喫できることなんて誘いで始めたけど、夜は怖すぎてすぐに鍵を閉めてコソコソ帰った。人が全く来ない日もあって金はなかったけど強盗にはすぐに入れるから。店を閉めて火を消そうと真っ暗なボイラールームにいくと、隣接していた障害者雇用支援施設から迷い込んだおばあちゃんがいたことがあった。ボイラールームの裏口が施設と繋がってたようで、びっくりしました。
(今びっくりしたのは四条河原町のドトール久々に来たんだけど紙巻きたばこの喫煙スペースには椅子が無くなっていること。スピーカーも無い。トイレにさえあるのに)
そんな梅湯にバイトしてた時以来初めて梅湯にきた。朝6時。土日は朝風呂をやっている。
現在は湊くんが梅湯を経営している。梅湯含め4軒の銭湯を経営している。梅湯はボロい銭湯からお洒落な銭湯に生まれ変わっていた。朝から銭湯大好きそうな若者たちでいっぱいだった。
ぼくも銭湯は好きだけどどんどんローカルな銭湯が廃業していっており、常連たちの移動によって元気な銭湯はいつも満員にになっている。みんなそうだと思うけど、静かな銭湯が理想なので人の少ない銭湯にいつもいくようになった。だけどそういう銭湯はそのうち廃業するだろう。だから湊くんのような銭湯経営者には頭が上がらない。銭湯を守ってくれてありがとう。ありがとうという気持ちがあります。
8:30になったのでドトールから六曜社にきました。六曜社も最近禁煙時間ができた。昼までは禁煙。地下は完全禁煙になったらしい。禁煙時間が出来ることはいいことだと思う。当たり前だけど煙たくないし。でもコーヒー飲めてたばこを一服できる店も必要だよね。自分の店はそのままやっていきたい。必要だから。
六曜社の修さんが焙煎したコーヒーをたまに飲んで、自分のコーヒーへの感覚をチューニングし直す。
その後、12月で閉店するえむじか祇園店に行き委託していたCDを引き取る。一枚売れていた。1600円有れば銭湯へは3度行ける。5枚色あせたジャケットのCDが帰ってきた。何年ぶりに帰ってきたんだろうか。なんとなく嬉しい再会。店員さんに、ユリシーズ今月末あそこでライブですよねとインスタで見たことないフライヤー画像見せられたけど、出演する予定はないイベントだった。どうするか。そういう事以前にもあった。高円寺にしばらく滞在する予定が出来てcdを置かせてもらっている某円盤にライブしたいですってメールしたけど帰ってこず、でも噂では今日はユリシーズのライブではという立て看板が掛かっていたという出来事。出来事っぽさ
。土日の朝の街は競馬に熱心な人たちが道端、喫茶店、駅など至る所で熱心だ。新聞とペンを持ち。ぼくはアプリで馬券を買っていた。みんな意外とiPhoneで競馬をやっているんじゃないかなと思っている。
10時前、出町柳駅に帰ってきた。人々がくっついたり離れたりして発電している様子。
今日は早めに店を開けよう。