どこか少し遠くの街へ行った。人が多い街。そこに見慣れた顔たち(みんなうちの近所に住んでいる)が数人居て、僕は少し困惑したが、彼らはもっと困惑していた。

そこに彼女Aが居た。彼女Aは彼Bと付き合っているのだが、この街で別の彼C(少し遠い友人だが同じ街に住んでいる)と結婚したらしい。彼Bへのストレスはあっただろうが、急すぎる挙動に皆困惑していた。そこで優しい友人たちはお彼女Aと彼Cを祝いをしつつ、これから彼Bとどのように別れるかを相談していたのだった。巻き込まれたくない一件だった。彼Bが不憫でならなかった。

 

住んでいる街に帰ってきて、居心地の悪い僕と友人達の雰囲気から何となく隠し事があることを察すると、彼女Aとの話し合いが始まりすぐに彼Bはその事実を知ることになった。ひどく泣いていた。

実際彼Bも今までパートナーを変えるときに新しい彼女と少しダブっていた。同じような事を違う大切だった人にしてきたのだ。

そういう事実を思い出しても、目の前にいる彼らは僕にとっては友人でしかなく、敵も味方も無い。

悲しみや喜びに質量を見出しても、計算などで導き出される納得など有りはしない。

ただ、この驚きが起床後も続いており、事実ではなくなった今文字に起こしているだけだった。仕事いかな